はじめて知った花言葉は紫陽花の「あなたは移り気」だった。
小学生の頃花言葉の本を買ってもらい、見たこともない花の名前と花言葉を一生懸命覚えた。
興味をひいたのは花ではなく、全ページに添えてあるイラストだった気がする。
何故もっとはやく絵に興味を注がなかったのかな。ぼんやりと眺めているだけで自分が描けるとは思っていなかった気がする。これは親の責任じゃないかしら。家の親は私と妹に音楽こそあれこれやらせたけれど、絵を描くことを必要以上にやらせようとはしなかったもの。
自分の内側にある声を形にする方法は沢山あると思うけれど、私にとって絶対的なものは色。
私の場合は、胸の辺りに白い紙を押し付けて、プリントされるものは色だと思う。言葉なり文章であれば小説家とかに憧れていたかもしれないけれど、色を表現する時には大概形というのがセットになってきて、線を描く時点で挫折する。色をつけたいのに線が描けないからどの方向に色を引いていけばいいのかわからない。水の上にたらす絵の具のように、好き勝手に滲んでくれてもいいわけだけど、そうするとほら、色が混ざったりしちゃって意図したものにはならないし。
やっぱり線が必要なんだ。
絵が描ける人を無条件に尊敬します。